未分類

辛かった膵臓がんの闘病生活

3年前、私のおじに当たる人が膵臓がんと診断されました

沈黙の臓器と呼ばれ、早期発見は稀で生存率がとても低いといわれています。

おじの場合も、発見が遅れすぐに手術となりました。

18時間以上の手術に耐え、無事に終わったのですが、医師からは「全てのがん細胞を取り除く事は出来ませんでした。またいつか再発する恐れがある。」と伝えられました。

余命半年…とその時診断され、家族は悲しみに包まれました。

苦しみ、あんなに長い手術に耐えたのに…と。

手術後、リハビリを終え退院となりました。

退院の時に、医師から本人へ再発の恐れありと伝えられたそうです。

自宅へ帰ってからも、通院は続きます。

放射線治療に毎日大量の薬。

体は耐えきれず、元々身体つきが逞しかったおじはやせ細っていきました。

余命が迫ってくる中、残された時間を楽しもう、という事で趣味に没頭し始めたのです。

医師からも「病は気からと言われているように、毎日暗く過ごしていてはだめ。楽しみを見つけなさい。」と言われたのもあると思います。

自分ががん患者なのだという事を忘れ、同じ趣味の人と集まり楽しく過ごす日々を送っていました。

ある時の定期検診で、医師から奇跡と診断されたのです。

術後2年までの生存率10%以下を乗り切り、がんの進行もなし。放射線治療ももうする事も出来ない中奇跡です、と。

本人と家族は泣いて喜びました。

そんなおじは、今年の5月で3年目を迎えます。

来年のお正月をみんなで過ごすのが目標だそうです。